Aeon Retail WorkerS' Union UAゼンセン イオングループ労働組合連合会

中期政策

ビジョン実現に向けて第2次中期政策の4年間(第7期~第10期)で実現する目標

 ビジョン2020の活動領域を踏まえて、職場の領域〈働きがい&生産性の向上・しくみの構築〉、社会の領域〈地域への貢献・暮らしの課題解決〉、個人の領域〈精神的・経済的豊かさの追求〉の3つの活動領域を設定します。これらの領域で「私たちらしさ」を生み出し、実現することで、「仕事を楽しくする」「社会を善くする」「人間性を高める」という理念につなげ、「私たちの幸せ」を実現します。

 特に、第2次中期政策期間においては、組合員範囲拡大によって、新たに多くの仲間が増えたことも踏まえて、「人間性を高める」領域での具体的活動、ビジョン実現を支える組織運営・組織体制・役員育成、私たちの活動が「仲間」「家族」「社会」に認められている状態(ビジョン:ありたい姿)の実現に向けて取り組みを実施します。

Ⅰ 領域別の取り組み

1.職場の領域 ~仕事を楽しくするために~
〈楽しく働ける職場〉創りに向けて

 イオングループは成長に向けた中期的政策として、「4つのシフト」、「商品本位の改革」に加え、「ヘルス&ウェルネス」「地域エコシステム」へ取り組むことを掲げています。

 「ヘルス&ウェルネス」については、ドラッグストア事業の領域に留まるものではなく、生活の質に対する提案であり、食品分野では「ナチュラル」のコンセプトで、オーガニックのトップバリュ商品の開発、冷凍食品専門チェーン「ピカール」の商品共有などが具体化しています。また「地域エコシステム」については、2016年5月より千葉市内で具体的な取り組みの第1弾が始まっています。

 これらの取り組みは、イオンがお客さまの生活を支えるメインパートナーとして、日本のGMS改革の着実な進展のための挑戦であり、雇用の維持の為にも成功に結びつけなければなりません。また、これらの取り組みが働き方や、従業員の生活にどのような影響を与えるかについて、経営に提言していくためにも、イオンリテールワーカーズユニオンもまた、それぞれが商人として自分で考え自分で工夫して働く、「こだわり」をもって楽しく働ける職場を創造していきます。

 また、第6期の組合員化により短時間、シニアの方が組合員になりました。新たな組合員に対する課題の解決に向けても、取り組みを実施する必要があります。加入活動中に見えてきた課題について、優先順位・解決の場を明確にし、解決に向けた取り組みが、組合員に周知できるようにする必要があります。そして、イオンリテールワーカーズユニオンとしての「イオンでの働きがい」について定義することで、より具体的な働きがい・生産性向上に向けた取り組みにつなげていくことが出来ると考えます。

≪第2次中期政策での具体的な取り組み≫

  1. イオングループの中期政策および、それに基づく労働協約を締結する各社の経営方針について、積極的に学び、研究の機会を設け、各社およびイオングループの持続的成長に向けて、必要な経営対策を行います。
    1. イオングループ、労働協約締結会社の経営政策・経営状況が常時把握できている状態とします。
    2. 流通業を取り巻く環境と、グループ経営方針(4つのシフトと商品本位の改革、ヘルス&ウェスネス、地域エコシステム)と自社の会社方針が理解出来ている状態とします。

  2. 社会の環境変化が、私たちの働き方・労働条件にどのような影響を及ぼすのかについて検討し、働きがい・労働条件維持・向上に向けて対応していきます。また、業態転換・事業譲渡・事業所閉鎖などの際にも、個人の納得感を担保した上で、雇用の確保が出来る様対応していきます。
    1. 専門事業、ユニットなどの働き方について、あるべき姿を明確にし、現実とのギャップについて労使で共有し、その課題解決に向けて、しくみを構築していきます。
    2. 「イオンでの働きがい」について定義し、それを基に働きがいを高める活動を実践します。
    3. 年齢、性別などに関わらず、いきいきと活躍出来る職場の実現に向けて様々な施策に取り組みます。
    4. グループ内の適正な人材配置のあり方としくみを構築します。(出向者の課題・社籍の課題)
    5. メンタルヘルス対策として、継続的な状態把握としくみの構築にむけて取り組みます。

  3. 新たに組合員区分となった短時間(雇用保険未加入)、シニア(65歳以上)の方も含めて、多様な組合員の課題の解決に向けて取り組みます。
    1. 仕事をすすめる上で関わる仲間同士の信頼関係を強化します。
    2. 育児・介護をしながらも働き続けることが出来るしくみの構築、職場風土の醸成に取り組みます。

2.社会の領域 ~社会を善くするために~
安心して暮らせる社会

 「社会の領域 暮らす 社会を善くする」領域における第2次中期政策「地域への貢献、暮らしの課題解決」では、ビジョン2020に掲げる「自律的に考え、仲間がつながり、社会を善くすることで、私たちの幸せを実現する」という理念と、同じく「私たちらしい「暮らし方」が仲間・社会・家族に認められている」というありたい姿の実現に向けて、第1次中期政策で推進している地域・社会貢献活動や政策政治活動を踏襲します。

 具体的活動を推進する為には、活動のフィールドを更に支部に近づけ、新たな組合員層も含めダイバーシティ、ライフワークバランスの視点をより重視した活動を推進することとします。

≪第2次中期政策での具体的な取り組み≫

  1. イオン(小売業)の労働組合ならではの活動に取り組みます。
    1. 地域住民の生活基盤を支える機能だけでなく、雇用を起点とした暮らしの中心となる産業としての使命を認識し、商業を通じて社会に貢献するとともに、地域社会の暮らしの課題解決に向けて取り組みを推進します。
    2. イオンリテールワーカーズユニオンの活動を推進することによって、暮らしを高める、社会を善くすることにつなげていきます。
    3. 東北復興支援活動は、支部基点の現地活動と、組織として現地以外でも継続的に行う活動とに整理して取り組みます。

  2. 安心して暮らせる社会の実現に向けて、地域・関係諸団体、上部団体などと連携した活動に取り組みます。
    1. イオンリテールワーカーズユニオンの組合員であること、イオングループで働いている事が、家族に認められる活動、暮らしが善くなる情報(イオングッドライフクラブ・共済等)の発信を推進します。
    2. 政策推進活動については、上部団体方針(流通産業政策・政治ビジョン)に則り、イオンリテールワーカーズユニオンらしい活動を推進します。
    3. 私たちの掲げる政策に基づく暮らしを善くする活動について周知し理解を深める取り組みを推進します。

3.個人の領域 ~人間性を高めるために~
豊かに生きる

 流通産業の魅力を高めるのに必要な人間力は、「人と人のつながりを大切にするため」「自律的に活動参画するため」の不変的な力として【傾聴力】【柔軟性】【主体性】、「時代の変化に対応するため」の現場課題、社会、会社の変化に応じ、設定する力として【創造力】とし(2016年~2020年)、これらの力を成長させる活動を推進していきます。

 「傾聴力」は相手の意見を丁寧に聴く力、「柔軟性」は意見の違いや立場の違いを理解する力(チームで働く力(チームワーク))、「主体性」は物事に進んで取り組む力(前に踏み出す力(アクション))、「創造力」は、新しい価値を生み出す力、考え抜く力(シンキング)としています。

社会人基礎力

 私たちの戦略は「多様な価値観の融合」に向けた機会の増大であり、組合員一人ひとりの社会人基礎力の能力要素(下記参照)にあるような様々な力を高めていく必要があり、それらの多様な力を持つ組合員同士が、互いを尊重し、認め合うことが大切です。

≪第2次中期政策での具体的な取り組み≫
  1. 組合員の人間性を高めるための取り組みを行います。
    1. 組合員の「傾聴力」「柔軟性」「主体性」「創造力」を成長させる取り組みを実践します。
  1. 組合員の豊かさの実感に向けた取り組みを行います。
    1. 私たちらしいライフワークバランスの実現に向けて取り組みます。
    2. イオンリテールワーカーズユニオンの組合員であることによって、享受することのできる事業・福利厚生等について研究し、ニーズに適うしくみを構築します。
    3. 社会保険制度、パートタイム労働法など組合員に直接影響のある国の制度変更などについて理解を深める取り組みを行います。

Ⅱ ビジョン実現を支える組織運営・組織体制・役員育成

 イオンリテールワーカーズユニオンは短時間(雇用保険未加入)、シニア(65歳以上)の従業員を仲間として迎え、約14万1千人の組織となりました。この組織規模を強みとして力を発揮していけるよう、私たちの繋がりを強くし、活動を推進していくことによって、組織に対する信頼を高めていきます。リーディングユニオンとして、組織規模に見合った影響力を会社・労働界・社会に向けて発揮していくとともに、更に重くなる責任を自覚し取り組んでいきます。

  1. 組織運営
    1. 支部の自律を実現するための職場の課題については、事業所労使協議会を基点に解決に繋がるように取り組みます。
    2. 全組合員の声を集約し、その声を活動に反映していきます。
    3. 組織防衛・リスク管理の視点を重視し、内部統制を強化します。
    4. ムリ・ムダ・ムラを省き、貴重な組合費が効果的且つ適正に使われるよう、総務・財務の厳正な組織体制を構築します。
  2. 組織体制
    1. 事業所労使協議会、支部執行委員会の確実な実施に向けた支援体制を構築します。
    2. イオンリテール㈱以外の労働協約締結会社(事業会社)については、新単組結成に向けて活動を進めます。
    3. 年齢・性別・国籍・従業員区分に関わらず、多様性を担保した組合役員の配置を目指します。
    4. 支部の自律に向けた支援、協約締結各社との円滑な労使関係の構築、会社の事業再編・機構改革などにも対応しながら、組合員にとって最適な組織体制の構築に努めます。
  3. 役員教育
    1. 支部の自律に向けて、組合役員に必要な教育を体系的に実施します。
    2. 次世代を担うリーダーを発掘・育成します。

Ⅲ 私たちの活動が「仲間」「家族」「社会」に認められている状態の実現に向けて

 ビジョン2020の実現に向けて、第2次中期政策では特に「ビジョン:ありたい姿」を意識した活動を実践していくことが必要になります。「ありたい姿」として掲げている「仲間」「家族」「社会」に認められている状態の実現に向けた取り組みを行っていきます。

  1. 「仲間」に認められている状態の実現に向けて
    1. より組合員に活動が伝わる広報・情宣に向けて継続して改善に取り組みます。
    2. SNS・ICTを活用した情報発信について研究を行います。
  2. 「家族」に認められている状態の実現に向けて
    1. イオンリテールワーカーズユニオンの組合員であること、イオングループで働いている事が、家族に認められる活動、暮らしが善くなる情報(イオングッドライフクラブ・共済等)の発信を推進します。
    2. より善い社会の実現に向けて、家族が参加参画できる活動を検討していきます。
  3. 「社会」に認められている状態の実現に向けて
    1. 上部団体のボランタス活動に積極的に参画するとともに、イオンリテールワーカーズユニオンらしい地域・動について検討し実施します。
    2. 組合員範囲だけでなく、地域や社会も巻き込んだ活動にも意識して取り組みます。

ビジョン現実に向けた中期政策・方針・計画

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