新年のご挨拶
組合員のみなさま、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年の元旦は能登半島地震が発災し、未だ復旧・復興の道半ばであります。今年はこうした自然災害が少ない1年であることを願うとともに、グループ労使で連携し支援活動を実施していきたいと思います。
イオンリテールワーカーズユニオンでは、秋の定期大会より第15期がスタートしました。本年の活動計画のポイントについて触れたいと思います。
「働く」ことに関する領域では物価に負けない賃上げの実施とその原資を生み出す生産性の向上が最重点です。これまでの組合活動としての生産性向上運動を再点検し、課題を解決出来ているか・職場を元気に出来ているかという成果にこだわる1年にしていきます。特に業務のスリム化・効率化に向けて、現場視点で改善提案をどんどん出来る組合でありたいと思います。
「生きる・暮らす」ことに関する領域ではイオンハートフルボランティアや地域との交流活動など、家と会社の往復から抜け出し、外部で体感する活動に触れることで視野・見識の拡大につなげ、人間的な成長を促す活動を多く実施していきたいと考えておりますので、積極的な参画をお待ちしております。
また、本年は私たちの代表、田村まみ参議院議員が2期目のチャレンジに挑みます。衆院選では野党が躍進したことで私たち生活者視点の政策が実現する可能性が高まりました。田村さんがこれまで精力的に取り組んできたカスハラは法制化目前、年収の壁も改善が進む期待が高まっています。これ以外にも田村さんは流通サービス産業に関する課題、私たちの暮らしに関する課題を数多く国政で提起してくれています。これら、労使で解決出来ない課題も着実に改善を進めるために、さらなる支援をお願いいたします。
グループ全体の業績が芳しくなく、経費面で厳しい日々が続いています。これまでの業務の進め方、商売のあり方が限界にきている部分があるということであり、まさに働き方の改革に労使で果敢にチャレンジする年になるでしょう。労使一丸となってこの難局を乗り切り、より働きやすく、生産性の高い職場に変わる一年になることを祈念して、新年のご挨拶とさせていただきます。
2025年元旦
イオンリテールワーカーズユニオン 中央執行委員長
泉澤 匡範