2021統一労働条件交渉スタート!! ~ 第11期 中央委員会 ~ (2021年2月18日)
会社の健全な成長と組合員が働きがいを持って働くことの両立を実現するためイオンリテールワーカーズユニオン12万3千人の総意を持って、本交渉に臨む!!
2021年2月18日
浦安ブライトンホテル 他9会場にて #イオンリテールワーカーズユニオン 第11期中央委員会を開催し、全ての議案について可決承認されました。
中央委員会での議案は次のとおりです。
第1号議案 イオンリカー㈱人事制度改定(案) 満場一致可決承認
第2号議案 アコレ㈱人事制度改定(案) 満場一致可決承認
第3号議案 ㈱ビッグ・エーとの労働協約の締結について(案) 満場一致可決承認
第4号議案 2021統一労働条件交渉要求(案)イオンリテール㈱・イオンリテールストア㈱要求案ならびに労働協約締結各社への要求案 満場一致可決承認
第5号議案 中央闘争委員会の設置(案) 満場一致可決承認
第6号議案 同盟罷業の開始事項に関する中央闘争委員会への一任(案) 賛成多数承認
第7号議案 産業別最低賃金に関する審議の委任について(案) 満場一致可決承認
報告事項 組織的転籍に伴うイオン東北労働組合への資産分与について
【第4号議案】
イオンリテール㈱への要求案についての意見
<被服費補助に関する意見>
東北グループ 南東北ゾーン 天童支部 竹田真理さん
従業員の中にはやむをえず他社の衣料品を着て働いている従業員がいる。被服費補助があるとイオンで購入した衣料品を着用して働きたいという声をいただいている。
【執行部答弁】
支部総会の中で、大変多くのご意見をいただいた。従業員を代表して発言していただいたと思う。いただいたご意見をそのまま交渉の中で伝えさせていただきたい。
<アドバイザー・マスター加給について意見>
北関東グループ 栃木群馬ゾーン 高崎支部 七五三木 康宏さん
働く従業員からの期待の声は大きい。資格を取得しても職場で活用できていないと、同じ仕事をしていても不公平感が高まってしまう。資格取得後のフォローが不足していると感じている。
加給されるアドバイザーの対象を絞ってしまうと、一部の特定の部門だけ加給されることに対して不公平感が出てきてしまうため、すべての資格者に加給されるようお願いしたい。
南関東グループ 西神奈川ゾーン 座間支部 鈴木 達也さん
ベビーアドバイザーなどは接客対応により売上が左右されると言っても過言ではない。アドバイザーに加給があることでモチベーションアップにつながる。更なる取得者数の増加に向けて議論いただきたい。
【執行部答弁】
スキルを活用しているということを前提としている。資格を取得している人がその資格を生かして職場で更に活躍できるよう求めていきたい。
有効に配置・活用されていないのであれば、店舗での運用課題もあるため、支部の労使協議会でも議題に取り上げていただくことをお願いしたい。
フォローが不足しているという課題については、本年の政策発表のなかでフォロー研修を実施することが掲げられている。
<薬剤師についての意見>
北関東グループ 西埼玉ゾーン 浦和美園支部 古川 健二さん
教育制度の拡充、認定薬剤師の研修費用と更新の際の登録費用の会社負担の要求を実現していただきたい。研修費用として年1万円、登録料として1万円を自己負担している。他社であれば、会社負担となっている所もある。
昇格試験要項にも含まれており、会社として重点施策とするのであれば、日給月給社員・時間給社員の区別なく研修費用、申請費用の補助が必要だと考えている。
南関東グループ 西千葉ゾーン 検見川浜支部 佐藤 康一さん
薬剤師はみな自己研鑽に励んでいる。健康のことならなんでも相談できる資格として、会社にとっても重要な役割であり、地域医療の担い手としても大切な役割を担う。教育制度の拡充や、認定薬剤師の費用の会社負担を是非ともお願いしたい。
【執行部答弁】
全ての薬局でかかりつけ薬剤師を配置するというイオンリテールの方針に合わせ、求めていく必要があると考えている。
<定年延長について意見>
北関東グループ 栃木群馬ゾーン 小山支部 笈沼 登美子さん
現在G.G.パートナーとして働かれている方に、この要求項目は組合員から期待の声が高い。一方、延長になることでなし崩し的に70歳まで働かなければならないこと、退職することで売場のなかまに迷惑をかけないか不安を感じている。体調などを確認する面談を実施するなどをお願いしたい。退職する決断をする際に、去っていく従業員がお店や売場の人員不足に対して罪悪感を感じないようにしていただきたい。
南関東グループ 東東京ゾーン 東雲支部 大堀 敏子さん
長年の経験・スキルを持つG.Gパートナーが70歳以降、イオンを退職し、OKストア等他社で元気に働いている。年齢に問わず、従業員が健康で生き生きと働き続けられる会社にしたいことを交渉のなかで伝えていただきたい。
東海グループ 名古屋ゾーン 名古屋事務所支部 丹羽 省自さん
あわせて、G.Gパートナーは店舗勤務者に限る制度となっている。G.Gパートナー制度の課題になるかもしれないが、今までの労働条件を活かして、G.Gパートナーとしてスタッフの方も働けるよう期待を寄せる声が大きい。
【執行部答弁】
コミュニティ社員65歳の定年延長と70歳以上も働き続けられるようにすることに全力を注ぎたい。それをどのようにしくみ化するのかを考えていきたい。
制度を整えた後の風土については、我々執行部を含め、ここにお集まりのみなさんにかかっていると考えている。
また、希望するすべての方の定年を延長することを求めていく。店舗だけではなく、スタッフの働き方についても議論したいと考えている。
<障がいのある従業員の働きがいのある職場についての意見>
北陸信越グループ 新潟ゾーン 県央支部 小山 亮さん
障がいのある方と一緒に働く従業員について、手探りで働いている現状がある。
どのように接するべきなのか不安を抱えたまま働いている。働きやすい環境をマニュアル化も含めて進めていただきたい。
あわせて店舗の従業員が相談できる窓口を作っていただきたい。
【執行部答弁】
障がいのある方自身も一緒に働く従業員も、みんなが働きやすい環境作りのためにどういった形の相談窓口が必要であるのかなど、全ての職場で話し合っていただきたい。
<社宅物件についての意見>
東海グループ 静岡ゾーン 清水支部 丑山 契さん
築21年の借り上げ物件でリフォームもされず、目に見える経年劣化がされている中で、新入社員が入居し、モチベーションの低下を招いている現状がある。
グループの社宅改善会議の中でも話しているが、既存入居者の物件の問題について認識していただきたい。
【執行部答弁】
別途課題を整理して、どの場で解決すべきかを話し合う。課題は認識しているため、今後会社とも話し合う場を設ける。